ディアー・マイ・ピギー

「ウェルカムトゥマイリトル養豚場。ええ、豚を一頭飼ってるの。」

豚を飼い始めました。
両親にはなぜかひどく反対されたので仕方なく自分の部屋で飼うことにしました。
ミニブタとかそういうんじゃなくて、結構でかいリアル豚だからかなあ、妹も「お世辞にもかわいいとはいえない」とかいってくる。まあ私も「お世辞ならいえる」程度にしか思っていないわけだけど。

「今日はみんなに私のルームメイト、マイ・ピギーを紹介するわね。おっと・・とってもわんぱくなの(笑)」

ひづめがフローリングを傷つけるし、結構デリカシーないから床に置いてあるリモコン平気で踏んずけて気付いたら早送りみたいなこともしょっちゅう。あと、部屋に干草があるっていうのもそんなに気持ちのいいものではないですよね。
でもやっぱり部屋になぜかでかい豚が一頭いるっていうシュールさには代えがたい。
しじゅう「ブーブー」すなわち英語でいうところの「oink oink」という音を発しているのも面白い。「あなた・・おねがい、死なないで死なないで・・ねえ、本当のこと言って」
「美和子・・美和子・・実はな・・」
oink oink
みたいな感じ。まあ飽きたら豚しゃぶにしたらいいわけだしね。
そのために結構いいえさを与えています。バナナは皮ごと食うのにさつまいもは皮をむかないと食べません。普通逆じゃない?
豚の頭って無駄に大きいですよね。そして足の先は豚足になっている。わーい豚足好きなんですよ。まあそんなこと言っててもね、なんだかんだ、かわいいわけです。愛情の裏返しです。

「ええ、彼ってとってもキュートでクールなの、マイベストフレンドよ。弟のデイビッドなんかすぐに『わお!今夜のBBQのおかずだ!』なんて言いながらマイ・ピギーを追い回すもんだからいやになっちゃう。」

あーほんとに誰か部屋で豚飼ってるひといないかな。