今日見た映画

黒沢清監督のは洞口依子目当てで見た「カリスマ」以来二本目ですが、どうもあまり好きになれないです。
でも、もう一人の自分が出てきて、普段の自分がやれないことをやったり、自分を励ましてくれたりするところはなんだか心温まった。というか羨ましいなーと思った。もう一人自分が出てきたら、それもなりたい自分が出てきたら、それはもう楽しいだろうなあ。しかも何をしても、その分身が罪や責任を負ってくれるという。まあこの映画はそういう人間の欲望とか、エゴとイドの葛藤とかを具現化したものなのかもしれません。そういうのはつまらないですね。もっと純粋に、見た目は全く同じで中身が違う自分の分身の登場に困惑し翻弄される滑稽さが結構楽しかったです。